学校にて

本日は小生が通っている学校にて合唱祭なる祭が催された。各クラスがそれぞれ設けられた一週間という短い練習期間で力を合わせ、気心を合わせ、声を合わせ、足並みを合わせ頑張る、と、そういった内容だった。

結果は散々であった。小生のクラスは芸術選択で音楽のクラスであり、毎授業合唱の練習を重ねていたのだが、それでも結果は美術クラスに敗北を喫することとなった。

言い訳をさせてもらえるのならば、それは小生らのクラスが決して下手くその聞き苦しい音痴を披露した、というわけではない、むしろ平均よりは上手く歌えたのではないかという自負もある。ただ美術クラスの気合の入りようが異様だっただけである。美術クラスは朝と昼と授業後全員で練習していた。毎日である。どこからそのやる気が湧いてくるのか、小生甚だ疑問であった。彼らのやる気は機能を停止するまでひたすら循環し噴出しすぎる噴水の水のようだった。敵うはずがなかったともいえる。

小生、以前にも書いたが、歌を唄うことは好きな部類に入る。気が付けば何かを口ずさんでいる。入試の時なんて退場も危し、というところまでしてしまった。嘘である。