外出

本日は昨日と同様に休日であったが、昨日とは打って変わって小生は活動的であった。

まず2度3度外出した。1度目は図書館へと、2度目は母と共に都会の店へと、3度目は近場の本屋へと、である。図書館は今日はいつにも増して賑やかに思えた。小生は是非読みたい小説を探し回ったが、以前のはあったハードカバー版の太い上下巻は見当たらず、文庫版といえば2から5巻までしかその図書館にはそもそも蔵書として存在せず、といった具合であった。ちなみに小野不由美と云う方の「屍鬼」という小説であった。小生誠に遺憾である。

都会の店というのはつまりは東急ハンズのことである。今日は日曜日ということもあり、また都会の真ん中ということもあってか、大量の人間がその店には蠢いていた。エスカレーターやレジキャスターに絶え間なく人が並び込んでいく様を見ていると、小生はなんだか愉快な気分になった。頭がどこか抜けている小生は母をエスカレーターやエレベーターに任せ、一人階段を用いて店へと向かった。運動不足のくせして張り切りだがる不思議な阿呆である。東急ハンズ焼成は少し質の良いノートを探し回ったのだが、想定よりもずっと高価である値札を見ると途端に欲が消え失せた。小生の欲なんてこんなものである。その後は母の欲しがっていた絵付きメモや筆などを軽く見物してからそそくさと帰った。ちなみに帰るときはエスカレーターであった。意地も何もなし。